県は二月二七日、土木、建築など格付け七業種について、平成二一・二二年度の等級別基準点数を明らかにした(別表1)。
それによると、Aランクは、土木、建築、電気の三業種だけが現行より各一〇点ずつ上がり、管、舗装、水道施設、造園の四業種は現行のままとなっている。
Bランクについても土木、建築、電気の三業種が各一〇点ずつ上がり、ほかの四業種は下限値だけが二〇~五〇点の範囲で下がっている。
Cランクは、土木、建築の二業種は上限値は変わらないで下限値だけが下がり、電気などほかの五業種は上限値、下限値とも下がった。
また、Dランク(造園はなし)については現行より四〇~七〇点という大幅な範囲で下がっている。
全体的に上位ランクは微調整に止まっているが、下位ランクの基準点数が下がっているのが目立つ。
県が等級別基準点数を変更するのは平成一五年七月以来のことで、これについて県土整備部建設業課では、「経審制度の変更により中小業者の点数が下がっていることが分かったので、等級ごとの業者数を維持し、適正な工事の施工を確保するとともに、入札参加機会に配慮するために調整した」としている。
なお、等級別発注基準額(別表2)については、現行通りとした。
各業種の二一・二二年度の入札参加資格認定者数などは、三月末に明らかになる予定。