県警察本部は、警察危機管理防災委員会で、21年度予算の主要施策を説明した。
注目の寄居警察署庁舎建設事業は23億6726万1000円の21~23年度の3カ年継続事業費を組んでいる。建物はRC造5階建て、延べ床面積約4200㎡。設計は桂設計(東京都新宿区、電話03-3269-6411)、地質調査は光和コンサルタント(深谷市、電話048-570-4010)が担当。建設地は寄居町桜沢923の4932㎡。
交番・駐在所建設事業は、債務負担行為で限度額3億4366万7000円を設定。
草加署管内の柳島・新田駅前、上尾署の上尾駅西口、川越所の笠幡の各交番を改築。また、東松山署の出丸、秩父署の芦ヶ久保、児玉署の渡瀬、熊谷署の小原の4駐在所を改築するほか、飯能署の東吾野、加須署の東の2駐在所で改修を進める。
交通安全施設整備事業は総額24億7202万8000円を盛り込んだ。集中制御機43基、情報収集提供装置50基、信号機改良123基、信号機新設26基、道路標識は大型316本、路側5536本を整備する。そのほか、灯器改良LED化592灯、倒壊信号柱対策312本などを整備。
人にやさしい道路交通環境づくり(新規道路対策)は、5億3245万8000円を投じる。信号機69基新設するほか、道路標識を大型30本、路側510本を新設する。
倒壊危険のあるコンクリート信号柱646本の対策には3億4367万2000円を予算化。
なお、予算総額は対前年度比3・5%増の1474億3463万7000円としている。