国立科学博物館・筑波実験植物園(つくば市天久保)の敷地内に予定する収蔵庫の新築計画で、基本・実施設計者が㈱安井建築設計事務所(大阪市中央区)に決まった。近く見積合わせを行う予定だが、契約額は総事業費33億円余の3~5%となりそうだ。今秋着工の見込み。
新収蔵庫は筑波実験植物園の敷地面積14万22㎡、現在のテニスコートに新設予定。
基本計画ではSRC造7階建て延床面積1万2000㎡を想定していたが、安井建築設計事務所では屋上に機械室を設ける免震RC造8階建て延床面積1万2000㎡を提案した。
そのほか今回の計画では、同敷地内の研究管理棟(RC造3階建て延床面積2386㎡)を耐震改修する。
設計者の選定にあっては、ことし1月に公募型プロポーザルが公告され、12社が参加申請。その後、梓設計、安井建築設計事務所、山下設計、教育施設研究所、佐藤総合計画の5社が技術提案した。
基本・実施設計は10月までの約7カ月でまとめられる予定。その後、順調に進めば今秋から着工し、平成23年3月に完成するもようだ。