県は25日、４月１日付発令の人事異動を発表した。注目の新土木部長に須藤修一水戸土木事務所長（59）が就任。伊藤正秀土木部長は国土交通省国土技術総合政策研究所企画部コーディネート研究官に栄転する。総括技監には村田正文都市局長が就任し、都市局長の後任に国土交通省から進藤崇氏が転入する予定だ。一方、農林水産部では永見基定生活環境部危機管理監（59）が部長に昇格するほか、農地局長に根本進水戸土地改良事務所長が就任する。

　21年度の異動規模は例年より多い２３２４人。だが組織再編に伴う必然的な異動を除くと、実質的な異動規模は１８３１人でほぼ例年並みとなった。

　部長級67人、課長級３０２人、課長補佐・係長級１３５６人を配置換えする。

　このうち土木部の部長級では、部長に須藤修一水戸土木事務所長、理事兼次長に栗田則夫次長、総括技監に村田正文都市局長が就任。

　都市局長の後任には進藤崇国土交通省道路局企画課道路事業分析評価室長、参事兼用地課長に鶴田隆用地課長、技監兼検査指導課長に諸橋伸明河川課長を充てる。

　人見一教技監兼検査指導課長は県建設技術管理センターへ転出。

　課長級では、監理課長に根本俊英議会事務局議事課長、道路維持課長に宮本正治道路建設課高速道路対策室長、河川課長に高須進高萩土木事務所長。

　港湾課長に須藤賢一都市局都市整備課長、都市整備課長に宇野光義企画部つくば・ひたちなか整備局つくば地域振興課沿線整備調整室長、下水道課長に鈴木守企画部つくば・ひたちなか整備局ひたちなか整備課長を配置。

　鴻田利雄参事兼監理課長は教育委員会へ出向、中島昇都市局下水道課長は企業局へ出向する。

　そのほか出先事務所では、水戸土木事務所長に後藤和正技監兼港湾課長、筑西土木事務所長に永田清一筑西土木事務所長。

　再編に伴い名称変更された竜ヶ崎工事事務所長に斎藤光司道路維持課長、高萩工事事務所長に菊地光紀河川課ダム砂防室長、鉾田工事事務所長に河野晴喜常陸那珂港湾事務所長が就任する。

土木部長略歴

須藤修一氏（すどう・しゅういち）59歳。

　【最終学歴】新潟大学工学部（昭和47年３月卒）

　【経歴】

　◆昭和47年４月＝土木部河川課◆昭和60年４月＝同ダム砂防課係長◆平成６年４月＝同検査管理課主査◆平成９年４月＝同都市局公園街路課課長補佐◆平成11年４月＝水戸土木事務所技佐兼次長兼事業調整課長

　◆平成12年４月＝水戸土木事務所次長兼事業調整課長◆平成13年４月＝土木部道路建設課技佐兼課長補佐（技術総括）◆平成15年４月＝同企画監◆平成17年４月＝同道路建設課長◆平成18年４月＝同技監兼道路建設課長

　◆平成19年４月＝水戸土木事務所長◆平成21年４月＝土木部長