県障害福祉課は、3年総額10億円余りを投じ、老朽化が進む知的障害者更生施設「青い鳥成人寮」(甲府市下飯田2丁目)の建て替え工事に着手する。
新施設はRC造2階建て延べ2841㎡で、現在地にある旧老人ホーム(RC造平屋延べ1269㎡)を取り壊して建てる。生活介護や自立支援などの設備を備え、約80人の入所が可能。設計は綜合建築設計事務所(甲府市住吉5-3-13■055-227-5233)が担当した。
現施設はRC造2階建て延べ1457㎡で昭和51年に建設。新施設完成後に取り壊し、駐車場に整備する。旧老人ホームを含む敷地面積は約4600㎡。
計画では今年度旧老人ホームを取り壊し、22年度新施設を建設、23年度現施設の取り壊しや駐車場の整備を行う予定。
総事業費は10億2300万円を見込んでいて、今年度7600万円、22年度8億4500万円、23年度1億200万円の継続費が設定されている。
県では新施設について「障害者自立支援法に基づいた『自立訓練』や『就労移行支援』などの新サービスに対応した設備を備えたものになる」と説明している。
【写真=昭和51年に建設された青い鳥成人寮】