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茨城県稲敷市

リバーサイド公園の改修工事を今年度から3カ年で/

2009/04/07 日本工業経済新聞(茨城版)

 稲敷市都市計画課は、小野川の河川敷に立地するリバーサイド公園の改修工事を今年度から3カ年で実施する。21年度は1期工として、敷地内の施設解体および造成工事、ピクニック広場の整備に着手。ピクニック広場は22年度当初から供用を開始したい考え。基本・実施設計は㈱都市環境計画研究所(東京都千代田区)が担当した。22年度以降は、芝生広場や堤防のデッキ、かぼちゃ広場のほか、進入路、駐車場などを整備し、23年度末の全面供用開始を目指す。総事業費は3億2200万円。

 

 リバーサイド公園は、通称カボチャ公園と呼ばれており、小野川の河川敷に沿った場所に立地している。規模は1万6820㎡。ローラースケート場やアスレチック広場のほか、数々の遊具が配されている。

 今回市では、「江戸崎まちなか地区」のまちづくり交付金を活用しての全体的なリニューアルを計画。

 既存の施設を全て取り壊し、レイアウトを変更。小野川側から向かって左側に駐車場とセンターゾーン(江戸崎かぼちゃ広場)、中央に芝生広場、右側に遊具広場ゾーン(ピクニック広場)を配する。【概要は別枠】

 エントランスは2カ所で、かぼちゃ広場側にメインエントランスを、ピクニック広場側にサブエントランスを設け、それぞれそばにバリアフリーのトイレを設置する。

 駐車場としては、メインエントランス南側(現在のローラースケート場部分)に47台分、サブエントランス北側に13台分を整備。なお、メインエントランス北側には、身障者・高齢者支援ゾーンとしてマイクロバス最大2台分の駐車場とベンチを整備する。

 駐輪場は、バイク置場仕様として25台分をサブエントランス側に設置。

 また、公園への進入路の整備も実施。これまでは市街地側からしか入れなかった公園に大正橋側からアクセス出来るよう、車用の橋をJA付近に1カ所とピクニック広場側に1カ所の計2カ所整備する。これにより、既存の2カ所(市街地側)と合わせ計4カ所からの出入りが可能となる。

 園路は、芝生広場とピクニック広場を囲むように配するほか、サブエントランスとセンターゾーン間の動線も確保する。ピクニック広場との境界部分は高台になっているため、芝生広場側およびピクニック広場側にそれぞれ階段を設置する。

 また、芝生広場から小野川堤防のデッキに出ていけるよう水路を跨ぐ歩道用橋を2本、園路沿いに整備する。

 昨年7月には、基本・実施設計の策定を㈱都市環境計画研究所に委託。このたび実施設計の策定が完了した。

 市では、21年度から既存施設の解体および造成のほか、ピクニック広場の整備に取り掛かりたい考え。解体および造成は9月ごろの発注となる見通し。22年度当初には、ピクニック広場の供用開始を見込む。

 22年度以降は、芝生広場や堤防のデッキ、かぼちゃ広場のほか、進入路、駐車場などを整備し、23年度末の全面供用開始を目指す。

 総事業費は3億2200万円。


【図=リバーサイド公園計画図】


⑩リバーサイド公園006642.jpg

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