川崎市はこのほど市営住宅の耐震診断結果を公表した。平成十九年の市耐震改修促進計画に基づき診断に当たったもので、旧耐震設計基準で建てられた三百一棟のうち、建替えや用途廃止を予定しているものなどを除く二百一棟を対象に、十九年度に診断した六十二棟を除く、残り百三十九棟の結果について公表したものだ。二十七棟が「地震の振動及び衝撃に対して倒壊し、又は倒壊する危険性が高い」とされるAランクと判定され、百五棟が「地震の振動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性がある」とされるBランク、七棟が「地震の振動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性が低い」とされるCランクという判定結果だった。
市では、Cランク以外について、Aランクは、速やかに設計を進め、二十二年度までに耐震対策を完了させ、Bランクは、順次、耐震対策を実施し、二十七年度までに完了させる考えを示している。以下、Aランクの二十七棟は次のとおり。①建設年度(昭和)②構造戸数(いずれもRC)。
▽苅宿(中原区)=①四十年度②五階建て四十戸
▽久末大谷1号棟(高津区)=①三十九年度②四階建て三十二戸
▽久末大谷2号棟(高津区)=①三十九年度②四階建て三十二戸
▽有馬第二5号棟(宮前区)=①四十四年度②五階建て二十戸
▽有馬第二6号棟(宮前区)=①四十四年度②五階建て三十戸
▽有馬第二8号棟(宮前区)=①四十四年度②五階建て二十戸
▽有馬第二18号棟(宮前区)=①四十五年度②五階建て四十戸
▽有馬第二20号棟(宮前区)=①四十五年度②五階建て四十戸
▽有馬第二21号棟(宮前区)=①四十五年度②五階建て二十戸
▽有馬第二23号棟(宮前区)=①四十五年度②五階建て二十戸
▽高山1号棟(宮前区)=①四十四年度②五階建て四十戸
▽高山2号棟(宮前区)=①四十四年度②五階建て三十戸
▽高山3号棟(宮前区)=①四十四年度②五階建て三十戸
▽高山4号棟(宮前区)=①四十三年度②五階建て三十戸
▽高山5号棟(宮前区)=①四十三年度②五階建て四十戸
▽高山6号棟(宮前区)=①四十三年度②五階建て三十戸
▽高山7号棟(宮前区)=①四十四年度②五階建て二十戸
▽高山8号棟(宮前区)=①四十三年度②五階建て四十戸
▽高山9号棟(宮前区)=①四十三年度②五階建て二十戸
▽高山10号棟(宮前区)=①四十三年度②五階建て三十戸
▽高山11号棟(宮前区)=①四十三年度②五階建て四十戸
▽高山12号棟(宮前区)=①四十三年度②五階建て三十戸
▽高山15号棟(宮前区)=①四十四年度②五階建て四十戸
▽高山16号棟(宮前区)=①四十四年度②五階建て四十戸
▽高山17号棟(宮前区)=①四十四年度②五階建て二十戸
▽高山22号棟(宮前区)=①四十三年度②五階建て四十戸
▽宮崎1号棟(宮前区)=①四十一年度②五階建て二十五戸