柏崎市は、今年度から2カ年での改築工事を計画する、枇杷島小学校の建築本体工事を、15日付けで公募型指名競争入札により公告した。申請の受付は、4月23日(木)まで、開札日は、5月29日を予定する。同入札は、2者または3者構成による特定JVでの参加が条件となる。
予定価格に関しては、市の入札制度改正に伴い、今年度からは事後公表となっている。
また、電気設備と機械設備工事については、6月議会をメドに、制限付一般競争入札で発注される見通し。
新施設は、校舎棟がRC造3階建て、延べ床面積5318・937㎡、屋内体育館棟が、RC一部S造3階建て2653・155㎡。工事は、敷地内への工事車両の進入路が狭く入り口が限られるため、校舎棟と体育館棟を一括で行う。
同小学校は、築後40年が経過し、老朽化が著しいことから、現地で校舎棟と屋内体育館棟の改築を行うもの。
今年度当初予算の中で、2カ年の継続費として、総額19億5300万円を設定しており、内訳は、平成21年度分に7億8120万円、平成22年度分に11億7180万円。
新校舎棟では、新たに多目的スペースが設けられるほか、中庭として「びわっこ広場」を整備。また外壁には、外張断熱を採用。
屋内体育館棟では、1階部分を駐車場とし、災害時などにも対応するため、自家発電を設ける。
今後のスケジュールによると、6月議会での工事請負承認後に着工。工事は2カ年で進められ、平成22年12月の完成を目指す。
新施設の完成後、平成23年度には、既存を解体し、跡地をグラウンドとして整備する。
既存施設の規模は、校舎棟がRC造3212㎡、屋内体育館がS造平家建て838㎡。
同小学校改築は、当初、宝町地内の小松エスト跡地での建設が予定されていたが、地元からの強い要望により、現地の関町で建替えることになった。
なお、基本・実施設計業務は、樋口建築設計事務所(同市東本町)が担当した。
【写真=新しい枇杷島小学校の完成予想図】