埼玉県桶川市は、環境センター施設改造計画で現在、地元住民を対象に説明会を行っており、合意形成が図られ次第、調査委託費などを予算計上し、改修対象設備を挙げる。順調に進んでも着工は15年度以降となりそう。
環境センター整備事業は、14年12月1日にダイオキシン排出量基準値に適合させるためのものだが、期間が短く、補助対象として実施するのは事実上不可能。このため、基幹工事など通常の補助事業として対応できる手法を検討している。
施設整備は当初、埼玉県内初のRDF(固形燃料化施設)方式で小針領家地区約3、000㎡に建設する計画でいたが断念。既存施設を改造することで対応していく方針を打ち出したため、地元の理解と協力を得るため、数回にわたって説明会を実施している。
既存施設の改修内容は、バクフィルターへの更新や灰処理施設ほか、昭和52年に稼働開始している既存施設の延命化を図るため、電気、機械設備なども更新されるもよう。
今後、予定している調査内容は、精密機能検査ほか、基本計画書の見直し、整備計画書策定など。