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栃木県足利市

沿線開発構想具現化方策-13年度事業計画書改訂版を示す

2001/08/30 群馬建設新聞

 栃木県足利市は、8月開かれた両毛地域東武鉄道沿線開発推進協議会の総会の中で、沿線開発構想の具現化方策に関する事業計画書の13年度改訂版を示した。同市では、北関東自動車道の足利ICを中心とした北部地区開発や好立地を生かした南部地区開発事業が継続事業で進められているほか、14年度からは、簡易保険福祉事業団を中心とした北部リゾート開発も計画されており、動向が注目される。

 計画書に示された施策別の事業概要は次の通り〈▽プロジェクト名(事業主体)=①事業概要②区分・事業期間③13年度事業費・単位千円〉。

◆人口定住のための施策

▽北部地区開発事業(未定)=①北関東自動車道足利ICを中心とした北部拠点地区に位置付けた北部地区約100haに、居住・産業・交流機能等を集積した拠点開発を行うとともに、エリア内21haに産業業務拠点地区を新設し、オフィスアルカディアを整備する②継続・H2~③3億

▽南部地区開発事業(未定)=①東武鉄道や国道50号などの高い交通利便性や両毛広域都市圏における中心性を生かし、新たな工業団地の造成、産業系施設、住宅用地などの拠点開発を進める②継続・H4~③2億70、000

▽街なか再生事業(足利市)=①中心市街地60ha基盤施設の整備、商業振興、居住機能回復などの施策を総合的に推進し、街の活性化を図る②継続・H10~③94、000

▽山辺西部第1土地区画整理事業(同)=①東武伊勢崎線野州山辺駅を中心とする既成市街地36・7に公共施設等を整備することにより、活力ある街への再生を図る②継続・H6~14③4億57、784

▽山辺西部第2土地区画整理事業(同)=①東武伊勢崎線野州山辺駅東地区39・4haの区画整理を実施することにより公共施設を整備し、うるおいのある市街地への再生を図る②継続・H10~18③3億50、670

◆昼間人口増加のための施策

▽渡良瀬川河川公園整備事業(同)=①渡良瀬川河川敷を運動場や広場として整備し、市民の憩いの場、スポーツや野外レクリエーションを楽しむ場とする②継続・S57~17③55、000

▽迫間自然観察公園整備事業(同)=①迫間湿地を保存、利活用するため、自然観察公園として整備する(面積14・7ha)②継続・H5~14③30、000

▽北部リゾート開発事業(簡易保険福祉事業団)=①足利市の北部山間地域を有効に活用した新たな観光レクリエーション空間を創出する。総合レクリエーションセンター支援施設整備及び子どもの森整備事業調査②H14~③91、790

▽西部複合施設整備事業(足利市)=①地域コミュニティの充実、生涯学習推進のため、音楽ホールを中核とする各種施設を複合的に配置し、地域の拠点施設として整備する②継続・H5~③20、907

▽歴史博物館の建設(同)=①大日東地区整備の中で足利学校や鑁阿寺と回遊性を持たせた歴史系展示施設を建設する②継続・H8~

◆道路網整備施策

▽都市計画道路足利鴻巣線(県)=①両毛広域圏の幹線道路であり、南部地区拠点開発の根幹道路(L3300m、W18m)②継続・H3~



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