新潟県電気工事工業組合は22日、新潟市で第61回通常総代会を開き、5議案全てを承認した。
任期満了に伴う役員改選で、理事長は小林功氏(㈲富士電気工事店)の続投となった。副理事長では吉田徳治氏(第一電設工業㈱)、小島重光氏(小島電設㈱)がそれぞれ再任、品田紘三氏(㈱品田電業社)が新たに選ばれた。
小林理事長は、あいさつで「昨年度は創立60周年という節目で、委員会組織の見直しなど5つの事業を主軸とし積極的に活動を展開してきた。今年度は最新の組合活動を発信するブログの導入や、新潟市の朱鷺メッセが舞台となる10月の全国大会がある。約2000名の参加を予定している。経済危機で我々の業界も厳しい状況にあるが、いまこそ団結と努力を重ねるとき」とし、協力を求めた。
今年度事業計画では、「組合は組合員のために」「組合員は組合のために」の原点に立ち返り、高齢化対策・後継者育成・環境問題対応・情報化を積極的に推進。特にコンプライアンスの徹底や太陽光発電のための技術習得等セミナーや講習会の開催に力を入れ、若手リーダーの育成を図る。
閉会後、永年従事者らが表彰を受け、続いて全日電工連政治連盟新潟県支部評議員会が開かれた。
対決姿勢打ち出す
調査業務提訴問題で
また、小林理事長は総代会のあいさつで先の調査業務提訴問題に触れ「調査に不備は認められず、我々には非がなかった」と主張した。
問題は、上越市の新築住宅が全焼した事件で、火災は電気工事不備によるものとして、委託を受け調査業務をおこなった同組合、住宅販売会社、上越市ら三者が提訴されたもの。
今後については「弁護士を立てて粛々と対応する。全国初のケースで、ご心配をおかけしたことに深く頭下げる」とし、これからの動きをその都度報告する意向を示した。
ブログをお披露目
業界の魅力一般にも発信
さらに、県電気工事工業組合は22日、総代会に引き続き「ブログ公開セレモニー」を開催した。
より身近な情報伝達手段としてブログ形式を採用。組合員の活用のみならず、広く一般向けに電気工事業界の魅力を発信することが狙いだ。
セレモニーでは、実際に小林理事長が投稿デモンストレーションを行い、手軽さをアピールした。
アドレスはhttp://www.dkkni.or.jp/blog/。
【写真=5議案すべてを承認した】
















