茨城県土浦市では、荒川沖小学校の特別・普通教室棟、第三中学校の柔剣道場の改築を前提にし、耐力度調査に着手した。予定では12月までに調査結果をまとめ、その後、年次的な計画について検討していく考えだが、真鍋小学校の校舎を建て替えてからとなるため、着工は早くても4~5年先としている。
耐力度調査について、8月に入り荒川沖小分を(株)ジュン設計(土浦市大岩田931-13)、第三中分を(株)アミ企画設計(土浦市富士崎1-4-6-101)に業務委託していた。
荒川沖小では昭和45~46年度に建設したRC造3階建ての建物1棟について調査する。現在、年度を分けて建てた棟が他にもあるが、建築年数では調査の対象物が最も古い。また、第三中の柔剣道場については、昭和40年に建設して以降、外壁塗装等の営繕工は行っていたが、鉄筋の老朽が危惧されることから改築を前提に検討していくことになった。
今後、調査結果を待って着工年度等の検討を進めるため、年次的計画は明確でないが、財政上の勘案に加えて、少なくとも真鍋小の校舎を建て替えた後となることから、着工は早くても4~5年先としている。