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(財)茨城県開発公社

(仮)空港テクノパーク造成事業-約51haが対象、15年度にも着手

2001/09/05 日本工業経済新聞(茨城版)

 (財)茨城県開発公社は、県の受託で(仮)空港テクノパーク造成事業に着手していく。東茨城郡小川町の航空自衛隊百里基地の東側、約51haを対象に開発を計画しているもので、もっか、事業主体の県企画部事業推進課では測量、設計など各作業実施に向け、調整を進めている。これら作業が順調に運べば平成15年度から造成工事に着手したい方針だ。

 開発される空港テクノパークの周辺地域(東茨城郡小川町、茨城町、美野里町の常陸平野地域)は、常磐自動車や北関東自動車道等の高速交通体系の整備に伴って開発ポテンシャルが高まっており、百里飛行場の民間共用化や東関東自動車道水戸線の整備が実現されれば、「陸」と「空」の高速交通を利用できる地域として、人・物・情報の交流が活発化し、よりグレードの高い地域開発が可能。

 このため、平成5年度に「常陸平野開発整備構想」を策定するとともに、同地域の開発整備を具体化させるため平成6年度~9年度に調査・検討等を行い、同地域への導入機能として工業団地の開発を決定、平成12年度に基本計画等に着手した。

 開発地は、東茨城郡小川町下吉影地内の航空自衛隊百里基地の東側にあたる約51haの敷地。うち分譲用地面積は約40ha、道路や公園緑地などの公共用地面積が約11haとなっている。

 事業主体は茨城県で、(財)茨城県開発公社に受託し、一般宅地造成事業(開発行為)で整備を進めていく。事業期間は平成12年度から平成23年度の計画で、平成19年度から分譲を開始、企業のニーズに合わせた注文造成にも対応する予定。

 今後の事業スケジュールは、かなり流動的だが造成工事を平成15年度から実施する予定で、これに合わせ用地測量、基本及び実施設計を委託し、用地買収に入っていくもようだ。



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