地域自立活性化交付金事業で国道353号ルート上にある松見橋の架け替えを進めている県中之条土木事務所は、橋の架け替え工事に伴い仮設歩道橋の整備に着手する。
仮設歩道橋は、L85m・W2mの規模で、入札については9月をめどに指名競争入札で執行し、工期は3カ月を見込んでいる。
工事は、歩道橋L85m・W2mを上り線側に設置するもので、上り線の撤去工事中に下り線を2車線化して車両の交通を補うため、両線で歩行者の通行ができなくなる。そのため、架け替え工事が完了するまで仮設の歩道橋を上り線側の橋梁に完備する。
歩道橋の工事が完了次第、上り線側の撤去工事へと移り、着工するとともに下部工と上部工の発注も並行して行う考え。橋梁撤去の工期は2カ月ほどを見込んでいる。
現在は同橋の架け替えに伴い、下り線側の既存の歩道を撤去し2車線化する工事を進めており、6月末には完成させる考え。
同橋梁は、上り線と下り線の2橋で構成してあり、上り線(渋川方面)の橋を架け替える。
現橋の規模は、上り線(渋川方面)がL67・3m、W5・5m(歩道W1・5m)の4径間連続トラス橋。一方の下り線(吾妻方面)はL65・3m、W7・4m(歩道W2m)の2径間連続コンクリート橋となっている。
新設する上り線の橋は、L65・3m、W8・2m~6・8mの鋼2径間連続板桁橋。橋台は、左岸がA1、右岸がA2の逆T式。橋脚は、小判型を採用した。橋台と橋脚は、すべて直接基礎で対応する。
設計は、建設技術研究所(東京都中央区)が作成した。