茨城県土浦土地改良事務所は、今年度に地区採択された地盤沈下対策事業の岡堰2期地区(北相馬郡藤代町、取手市)の用水路工事(L440m)とゲート設備を今月末に発注するもようだ。このうち用水路は指名競争入札で4工区(第41、42、43、30工区)で計画している。
計画された岡堰2期地区は、北相馬郡藤代町と取手市に跨る水田地帯で、北東側に小貝川、南側は利根川に面している。
沈下区域面積は2、609ha(藤代町2、226ha、取手市383ha)で、内訳は水田1、602ha、市街地389ha、その他618haとなっており、関係戸数は農家1、543戸(藤代町1、088戸、取手市355戸)。
応急対策として昭和51年度から56年度にかけ幹線嵩上げやポンプ設備改修を行っており、今回の地盤沈下対策事業では幹線用水路4、050m、嵩上げ1、725m(高さ0・30~0・60m)、管水路1、194m(φ1、800~2、000mm)を整備する。
このうち今年度は、事業費2億円を予定して表郷用水路440mとゲート(1門)設備に着手する。いずれも指名競争入札で用水路を4工区(41工区140m、42工区140m、43工区120m、30工区40m)で行うほか鋼製スライドゲートを発注する。