国交省中部地方整備局は17日、平成21年度補正予算に係る発注見通しを明らかにした。県内出先事務所分は工事46件が挙がっており、このうち辰野町の赤羽護岸工など天竜川上流河川事務所発注が40件を占めている。

　赤羽護岸工（Ｌ900ｍ）をはじめ、福与護岸工（南箕輪村～箕輪町／Ｌ700ｍ、棚沢川合流点処理工１カ所）、塩川入谷堰堤補強工（大鹿村／堰堤補修法面対策工一式〔アンカー工100本〕）、塩川入谷堰堤法面対策工（大鹿村／法面対策工一式〔アンカー工150本〕）など６件が、発注規模を２～３億円としている。ほか２件は、藤沢川砂防林唐沢砂防堰堤工（伊那市／砂防堰堤１基〔コンクリートＶ1600立方ｍ〕、鋼製スリット一式）、入谷地すべりＧ２ブロック対策（大鹿村／集水井工一式〔５基〕）で、いずれも第２四半期を入札予定としている。

　残る６件は飯田国道所管分で、153号施設整備（根羽村～飯田市／耐火防護工一式）や153号第二横岳橋橋梁補修（平谷村／橋梁補修工一式）、木曽維持管内北部橋梁補修（上松町～塩尻市／橋梁補修工一式）など概ね１～２億円の発注規模の案件。

　また、多治見砂防国道発注分では上松町滑川を箇所とする３件の予定が組まれているほか、道路関係で７～９月の入札を控える19号山口防災（中津川市山口／Ｌ400ｍ、ロープ掛け・根固工等一式）、第３四半期入札予定の川上流路工下流部補修（中津川市／床固工補修一式、魚道設置一式）、同上流部補修（同／同）などが公表された。

　一方、業務委託は天竜川上流河川12件、天竜川ダム統合管理３件、飯田国道３件の見通しを立てている。