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山梨県一宮町

国設計で『いちのみや桃の里ふれあい文化館』の設計進む、着工は11年度早々目指す

1998/09/30 山梨建設新聞

 一宮町は、今年度から十一年度までの二か年計画で総事業費に一六億円を見込む『いちのみや桃の里ふれあい文化館』建設について、現在、国設計(東京都目黒区東山一-四-四、〇三-五七二一-三七九二)に委託した設計作業と、対象地の用地交渉等を進めており、来年度早々の着工を目指す。

 同施設は、同町北都塚字(上河原)・末木(末木田)地内の対象地八、八八七㎡に計画。地域、世代を超えて交流し、ふれあい、芸術文化や生涯学習の場となる交流拠点を建設するもの。

 RC造二階建て延べ約二、八五〇㎡の規模で、一階には交流ホール、アトリエ、ステージ、和室など。二階に、図書館、舞台と多目的ホール、エントランスホール、交流ロビーなどをそれぞれ配置する。

 町では、来年度早々にも施設建設に着手し、同年度中に完成させたい考え。

 同文化館は、自治省の『ふるさとづくり事業』に乗せて実施するもの。ふるさとづくり事業は、ふるさと創生の起爆剤として実施した『自ら考え自ら行う地域づくり事業(ふるさと創生一億円事業)』(昭和六十三年度~元年)、『地域づくり推進事業』(二年度~四年度)などを契機として盛り上がった、自主的・主体的な地域づくりへの取り組みをさらに促進させるために、五年度から七年度まで実施されてきたが、これまでの実績を踏まえつつ、地方分権の推進を図る観点からも、改めて八年度から三か年間推進されることになった。



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