埼玉県秩父土木事務所が進める、県道皆野両神荒川線の巣掛トンネル整備は、これまでに貫通し、年度末までに舗装などの仕上げを進める。14年度には吉田町側の明かり部の道路を整備し、同年度内に開通させる考え。
整備は、吉田町千鹿谷地内のみどりの村入り口を起点に、小鹿野町和田地内の国道299号黒海土入口交差点までの790m(幅員10m)が対象で両神方面へ黒海土バイパスにつながる。巣掛トンネルは、小鹿野町と吉田町境の巣掛峠に建設され、延長約220m。
吉田側の明かり部は工事用道路として山崎工務店が整備し、延長約300m。また小鹿野側の明かり部も仕上げが残る。
同区間は狭あいの上、屈曲部分も多く、通行者からも早期整備をとの声があがっている部分。開通すれば、吉田から小鹿野町立病院への緊急車輌などもスムーズに通行できるなど多くのメリットがある。