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山梨県富士吉田市

10年9月議会に新市立病院建設約96億4、000万円の予算措置を提案、9月にも造成工

1998/09/30 山梨建設新聞

 富士吉田市は、開会中の九月定例市議会に新市立病院建設費約九六億四、〇〇〇万円の予算措置を提案した。建物本体工事費の約九〇億円と造成等工事費の約六億四、〇〇〇万円を、市立病院特別会計の中で継続費設定するもので、今年度予算にはこのうちの約五億三、〇〇〇万円を計上。九月五日までの会期の同議会の承認を待って同月から造成工事に入り、追って本体建設工事を発注するスケジュールだ。

 新市立病院は、上吉田地内の富士見バイパス沿いに事業が進められている城山東土地区画整理事業の集合保留地二万二三七・六四㎡に建設することが最終決定した。

 同地内に建設される、新市立病院はSRC造地下一階、地上五階建てで、延べ約二万一、〇〇〇㎡。日建設計(東京都文京区後楽一丁目四ー二七、〇三ー三八一八ー九一九一)により実施設計作業が進行。

 躯体構造に免震工法を採用するとともに、ヘリポートも併設され、地震災害等の非常時にも救援の拠点となる。

 また、敷地内の駐車場として五〇〇台を収容できるスペースを確保するほか、市内循環等の路線バスの乗り入れなど公共輸送手段の活用も図る方針。

 同病院は、今年十二月中の起工後、二年間の工期で工事を進め、平成十二年十二月には竣工、十三年一月からの開院を予定する。



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