穂坂自然公園整備事業を進める韮崎市は、新たに周辺施設の工事に着手する方針だ。
基本構想として、公園に隣接する道路側に駐車場やレストハウスなど設置する計画。早い段階での着工を目指し、関係機関と協議を重ね、工事規模や詳細について固めていく意向。
同整備は、国庫補助金を活用して実施されている公園整備事業とは別に検討されているもの。市では、多くの人々に公園を利用してもらえるよう周辺整備にも積極的に取り掛かるもよう。
一方、自然公園については、自生する赤松などの伐採を行い、園内が散策出来るよう作業道を遊歩道に整備を行っている。今年度も必要な箇所への間伐を行う計画だ。伐採規模は全部で12hを見込む。
今後は、状況を見ながらサクラや山モミジの植樹、スズランの植栽などを行う予定だ。
公園整備事業は、20年度から開始され、市の土地開発公社が保有していた穂坂三ツ澤地内にある山林用地51・3hを市が再取得し整備しているもの。現状の豊かな自然を活かして里山再生の森林造成を図りながら、市民が自由に散策できる空間の整備を図ることを目的としている。