県横須賀土木事務所は、三浦半島中央道路南側区間整備に向けて二〇年度で絞り込んだルート案について、都市計画手続きに入る予定。
現在、関係機関との最終調整作業を進めており、都市計画手続きに向けての図書作成業務をパスコに委託した。
同道路南側区間は、湘南国際村から都市計画道路坂本芦名線を経由して県道26号(横須賀三崎)に至る全長約五・五㌔。
このうち、県道26号寄りの約一・五㌔については、西武鉄道が開発を計画しているY―HEART事業地の西側外周道路を利用することにしているので、ルート案選定の対象となったのは、湘南国際村から外周道路までの区間。
同区間のルートについては、学識経験者、行政関係者などから成る検討委員会において選定対象となった五つの案から、計画延長約三・八㌔の第二案が推奨され、これを受けて同事務所は二〇年度で、このルート案に絞り込んだ詳細なルート選定や構造の検討などを行った。
ルート案の概要は、湘南国際村B、C地区の北側を通り、前田川上流側を盛土して経由するもので、途中トンネル三箇所が含まれている。概算事業費は、用地費も含めて約一一〇億円が見込まれる。
同道路は、三浦半島の道路ネットワークを形成する上で主要な道路であり、同事務所は、早期の都市計画決定を目指す。