国土交通省は、24日付で発令する幹部人事異動を発表した。春田謙事務次官が辞職し、後任には谷口博昭技監が昇格する。技監の後任は甲村謙友河川局長で、その後任は佐藤直良中部地方整備局長を起用する。

　竹歳誠国土交通審議官と宿利正史国土交通審議官は留任した。榊正剛国土交通審議官が勇退し、後任には大口清一総合政策局長が昇格する。

　増田優一官房長は大口氏の後任の総政局長に回る。官房長ポストには北村隆志鉄道局長を充てる。

　川本正一郎国土計画局長が住宅局長となり、後任は中島正弘内閣官房地域活性化統合事務局長を起用する。

　金井道夫道路局長、加藤利男都市・地域整備局長は留任する。また、関克己官房技術審議官は北海道開発局長に昇格する。

　▽事務次官

　谷口博昭（たにぐち・ひろあき）東大卒。47年建設省。道路局企画課長、近畿地方整備局長、道路局長などを歴任。60歳。

　▽技監

　甲村謙友（こうむら・けんゆう）東大卒。49年建設省。土地・水資源局水資源部長、環境省環境管理局水環境部長、中国地方整備局長などを歴任。58歳。

　▽国土交通審議官

　大口清一（おおくち・せいいち）東大卒。50年運輸省。大臣官房審議官（鉄道局併任）、鉄道局次長、鉄道局長などを歴任。59歳。