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埼玉県越谷市

東越谷小学校過大規模校化分離新設校建設を計画、18年4月の開校を目標す

2001/10/04 埼玉建設新聞

 東越谷小学校の過大規模校化に伴い、分離新設校の建設を計画している埼玉県越谷市はこのほど、18年4月の開校を目標としていること、建設候補地に既存校から東へ600m離れた一部市有地を含む増林地内が挙げられていることを明らかにした。今後は地権者の了解を得ることを最優先に考え、説明会など実施していく方針。

 建設候補地は、既存校付近であること、市有地(7、000㎡)の有効活用が図れることから浮上。この土地を取り込み、全体面積約2万2、000㎡、クラス数は20前後を想定している。

 今後は、地権者の合意形成を図るとともに、県など各関係機関と協議を進める。合意が得られれば、農振除外手続きにも着手するもよう。学区編成は、用地が確保されてからとなる。

 18年4月の開校を目標としていることから、14年度は地権者の合意形成と並行し各関係者の意向把握、15年度は用地取得、測量、設計、盛土工事、16-17年度の2か年で校舎、体育館、プールの建設を行う予定。新校の基本構想は14年度が予想されるものの、用地確保を最優先に考えていることから、着手時期は流動的。東越谷小学校の(東越谷6-1040)5月時点の児童数は1、059人。特殊学級2クラスを含む全32クラスからなる過大規模校となっている。

 同校周辺では、東越谷土地区画整理事業が進められていることなどから、今後も児童数増加が見込まれている。教育環境保持のため、分離新設が望ましいとの判断から新校を建設し、児童を割り振る計画。

 また、これまでに学区を見直し、近隣小学校へ児童を振り分けるシミュレーションも行ったが、児童や保護者・自治会などへ与える影響が大きいため、学区審議会でも分離新設はやむを得ないと判断。諸団体とも協議し、新校創設方針が固まった。



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