国営大里農地防災事業で最大の工事となる『六堰頭首工改築』の施工業者が決まり、二十八日、熊谷市のホテルサンルートに多数の来賓を招き待望の着工祝賀会が挙行された。
山口治郎・行田市長の開会の言葉に続き、三市三町二村で構成される国営等総合農地防災事業促進協議会会長として挨拶に立った小林一夫・熊谷市長は、本事業の推進にあたり絶大なる御支援・御協力を賜った関係各位へ心より感謝の念を示したあと、事業の経緯を感慨深く振り返りながら、『二十一世紀に向けての画期的事業として大里地区農業の発展に大きく寄与するものと期待しており、一日も早い完成を願望している。』と述べ、未来の農業振興に思いを馳せた。
このあと、事業及び頭首工の概要説明があり、引き続いて土屋知事(代理=武田副知事)や斉藤関東農政局長、地元選出の衆参国会議員等が次々と祝辞をおくり、工事の無事完成を祈念して鏡開きと乾杯が行われた。
平成十五年度の完成を目指し工事が進められる『六堰頭首工』は、本体建設工事が大成建設・間組JV(受注額五一億一、〇〇〇万円)、門扉製作据付を石川島播磨重工業(同一三億九、〇〇〇万円)が担当する。