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千葉県成田市

成田駅東口再開発の都市計画案を承認/9月の決定・告示、年度内の認可めざす

2009/08/20 日刊建設タイムズ

 成田市都市計画審議会は、今月11日に開いた会議で、「JR成田駅東口第二種市街地再開発事業」に伴う①第二種市街地再開発事業の決定②高度利用地区の決定③防火地域及び準防火地域の変更の3件を承認した。順調なら9月中にも県知事の同意を得て決定・告示となる。今後、事業計画案を作成し、案の縦覧を経て今年度内の事業認可を目指す。工事の着工は2011年度ごろの見通しで、11-13年度の3か年で建設し、13年度末ごろの完成を予定。

 都市計画案件の作成は、プロポーザルで当選したアール・アイ・エー(東京都港区港南2-12-26)が担当。契約金額は7119万円(消費税込み)。委託工期は10年3月31日。業務内容は再開発ビルの基本設計、資金計画案の作成、事業計画案の作成など。

 同事業は、成田駅東口の約1.4haの区域を対象に、地下1階地上15階建て延べ約3.2万㎡(建築面積約4200㎡、高さ約60m)の再開発ビルを建設する。再開発ビルは、地下1階から3階までが店舗で、3階にホテルロビーを配置し、4-5階を公益施設、事務所、6-17階を住宅とホテル(宿泊室)とする。ホテルの宿泊室は約200室を予定。住宅棟は15階建てで、目標は約50戸。公共公益施設には行政センターや福祉、生涯学習関連施設の入居を予定。また、5階建ての立体駐車場も整備し、約200台を収容する計画。

 同事業にあわせて駅前広場も整備する計画で、広場を現状の約2500㎡から6800㎡に拡張する。広場にはバスバースやタクシープール、バスプールなどを配置する。駅広はすでに都市計画決定済みで、広場の設計は建設技術研究所(東京都中央区日本橋浜町3-21-1)が担当。

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