牛久市(池邉勝幸市長)は、9月3日に開会する平成21年度第3回市議会に提出する補正予算案を公表した。主なものでは、ひたち野リフレ取得改修に総額2億7950万6000円(取得費1億1484万2000円、改修工事費1億6466万4000円)を計上したほか、女化運動広場の造成工事に3746万4000円、小川芋銭センターの改修に3100万円を盛り込んだ。ひたち野リフレでは、エレベーター設置やバリアフリー化などの改修工事を9月中にも発注したい考え。
「ひたち野リフレ」は、JR常磐線ひたち野うしく駅東口にあるオフィスビルで、S造6階建て、延べ床面積2749・59㎡。
市では、土地・建物を現所有者であるUR都市機構から買収し、市で改修。コミュニティーセンターとして活用する方針。
1階部分には、市役所の総合窓口などの出先機関のほか、0歳~1歳児を預かる保育園を配するほか、駅と直接つながる2・3階部分には待合・ロビースペースとし、駅前広場と一体的な形での多目的ホールとする。4階部分には、カルチャースクールなどを開催する会議室などを計画している。
現在は、㈱青山建築設計事務所(つくば市東新井)で設計をまとめており、補正予算が通り次第、9月中にも工事を発注したい考え。
改修工事としては、現在1基しかないエレベーターを1基増やすほか、駐車場からの進入路などバリアフリー化工事、保育園用・水回りの改修などを行う。
教育費では、女化運動広場の造成工事に3746万4000円、小川芋銭研究センター改修工事に3100万円を盛り込んだ。
女化運動公園の造成工事は、現在使用している1万7000㎡のグラウンドが、傾斜地であり、球技に利用できないため、高い方を削り低い方に移動するなどの造成工事を行う。また、1万6800㎡において天然芝を貼り、サッカーなどに使えるようにする。
敷地内3カ所に計130台分の駐車場(砂利敷き)も整備する計画。
小川芋銭研究センターは、旧消防署の分室を活用した施設。この施設を生涯学習センターのような形で活用するため、施設の改修を行う。
主なものでは、旧車庫を部屋に改修し、うち半分を地元消防団の分団室とするほか、のこり半分は講習などを行える部屋とする。
また、トイレの改修や廊下の拡幅、段差の解消などバリアフリー化を進める。
土木関係では、東みどり野の排水工事に2835万円、市道8号線の改良舗装工事費に630万円のほか、西部地区市道(まちづくり交付金)や市道441号線の補償費などを盛り込んだ。
このほか公園関係では、上池親水公園のポンプ修繕に121万8000円、「自然観察の森」の管理棟における薪ストーブ設置関係に249万9000円を計上した。