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茨城県水戸市

旧伊勢甚ビルの撤去後に4月から京成百貨店着工

2004/01/05 日本工業経済新聞(茨城版)

 水戸市の中心市街地・泉町1丁目南地区市街地再開発事業で、旧伊勢甚ビルの除却工事及び本体建設工事が着工する。当初の予定では、今年3月まで既存ビルの解体工事を進め、4月頃から本体工事に着手する見通しだ。

 泉町1丁目南地区の再開発事業は、同地区市街地再開発組合(内田泰弘・理事長)が施工主体となり、市の都市機能の再編・中心市街地の活性化を図ることを目指し、泉町広域拠点形成の核施設となる大型商業施設(再開発ビル)の建設や周辺の関連都市計画道路の拡幅整備などを進める。

 再開発ビルは、旧伊勢甚水戸店跡地を中心とした敷地9614㎡にSRC造一部S造地下2階地上10階建て、延床面積7万8100㎡、施設の高さは53・38mで建設を計画。

 設計は、(株)久米設計(東京都)が担当した。

 昨年9月に県の事業認可を取得し、続いて地権者の権利変換計画が同12月に県認可された。これを受けて、施工主体となる再開発組合は施工業者を選定し、着工する。

 今後、既存ビルの解体工事を行い、敷地造成後、本体工事に着手するのは今年4月頃の予定。

 施設の構成は、国道沿い側に店舗・事務所棟(面積・約5万7200㎡)、この南側に立体駐車場棟(駐車台数620台)を建設する。

 店舗・事務所棟には、地下1階から地上9階まで(株)水戸京成百貨店の新店舗が移転入居。平成17年10月にオープンし、約3万4000㎡の売場面積を有する県内最大の商業施設を形成する。

 総事業費は約178万円。



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