水戸市は、(仮称)見和地区図書館建設の本体工事を新年度から平成17年度までの2か年継続で着手する予定だ。現在、着工に向けて実施設計を横須賀満夫建築設計事務所(水戸市桜川)に委託し、今年度末を目途に策定を進めている。
建設予定地は、市が整備を進めている都市計画道路3・3・2号沿いの5158・80㎡。用地は、市開発公社が県から購入し、昨年9月市議会定例会で用地取得が議決された。
基本設計段階における施設規模はS造平家一部2階建て延床面積1994・12㎡。
施設内部は、オープン書架スペースは横に広くバリアフリーに配慮している。一般書架室の書棚は4段(H約1・5m)で、書棚間のスペースも車椅子がすれ違うことができる幅を確保した。資料検索情報端末も館内4箇所に設置する。
開架図書は一般3万5000冊、児童1万5000冊の合計薬5万冊を予定。
外観は「まちかど図書館」をイメージして明るく開放的な雰囲気とし、屋上には太陽光発電パネルを設置し、駐車場は建物の北側と東側に70台(障害者用3台含む)を整備する。
用地の地質調査(ボーリング15m、2箇所)は総合技研(株)が実施した。
総事業費は、当初計画で用地費も含め約14億円を見込む。
基本設計の施設概要は次の通り。
【1階】=延べ1848・31㎡
◆東側=一般開架室・オープン書架スペースおよび児童開架室(約800㎡)、グループ学習室、お話室、幼児トイレ、授乳室
◆西側=ロビー・展示ギャラリー、視聴覚室、男女トイレ、HCトイレ
◆管理部門=事務室、図書整理室、対面朗読室、清掃員室、閉架書庫、ロッカー、休憩室、倉庫、屋外倉庫
【2階】延べ145・81㎡
◆機械室、太陽光発電システム
【外構】
◆駐車場(70台分うち障害者用駐車場3台)、自転車置き場、広場