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茨城県鹿嶋市

今月に一般競争/鹿嶋市汚泥処理センター

2004/01/05 日本工業経済新聞(茨城版)

 鹿嶋市は、(仮称)市汚泥再生処理センター建設工事について、昨年11月国の事業認可が下りたことを受けて12月に条件付き一般競争入札を公告した。今年1月に入札を行い、市議会の議決後着手する。

 平井地内の既設のし尿処理施設は、昭和52年3月に稼働開始してから20年以上が経過しているため老朽化が目立っている。

 改築工事は、設計から施工までを一貫して行う性能発注で、稼働させながら新センターの建設を進める。

 建設地は、平井2264地内の面積6400㎡。工事概要によると、計画処理量は89kl/日(し尿=8kl/日、浄化槽汚泥=77kl/日、農業集落排水施設汚泥=4kl/日)で、処理方法は固液分離堆肥化・希釈放流方式。

 建設方法は、スクラップアンドビルド方式を採用し、RC造又はALC造(地階、受入室部分は鉄筋コンクリート造)地上2階地下1階の処理棟(管理施設含む)を建設する。

 工事範囲は、受入貯留設備、脱水分離設備、資源化設備、希釈放流設備、脱臭設備、その他設備工事のほか、土木・建築工事(処理棟)、既設切り回し工事、既設構造物撤去工事、植栽工事を行う。

 工期は、平成18年3月15日までの3か年継続事業となる。

 予定価格は18億3600万円。入札参加形態は単体のみとなっている。

 基本整備計画は、平成14年度に(財)日本衛生環境センター(神奈川県川崎市)が策定した。順調に工事が進めば、17年度中から稼働を開始する予定。



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