伊那市は2日、開会した定例市議会に総額9億90万円を追加する一般会計補正予算案等を上程した。安全・安心な学校づくり交付金や合併特例債などを財源に、小中学校施設整備に6億8000万円余を投入する。
工事費内訳は、小学校耐震補強に4億8000万円を盛っているのをはじめ、小学校下水道接続等と伊那北小校舎増築に各7000万円を見込んでいる。中学校に関しては、耐震整備の実施設計費として3800万円を計上しており、財源には地域活性化・公共投資臨時交付金も充てられる。
ほか、移動通信用鉄塔整備工事費2220万円、下県地域交流センター建設工事費6250万円などを組んでいる。定例会は18日に議案採決の予定。建設関連歳出は次のとおり。(単位千円)
□一般会計
【総務費】
◆通信施設整備◇移動通信用鉄塔施設整備委託=9,300◇移動通信用伝送路整備設計監理委託=1,700◇同整備工事=22,200◇用地購入=1,500
【労働費】
◆サンライフ修繕=1,800
【農林水産業費】
◆有害鳥獣被害防除対策補助金=6,344
◆地球環境保全林整備特別対策ますみヶ丘平地枝条整理委託=2,547
◆機構造林除間伐ほか工事=43,887
◆地域材利用促進対策◇設計監理委託=5,000◇下県地域交流センター建設工事=62,500
【商工費】
◆観光施設監理ほか委託=1,975
◆温泉施設補修工事=450
【土木費】
◆除雪機械整備補助金=1,400
◆木造住宅耐震補強補助金=2,400
【教育費】
◆伊那北小学校校舎増築工事=70,000
◆小学校耐震整備◇耐震設計ほか委託=22,000◇耐震補強工事=480,000
◆小学校下水道関連整備◇監理ほか委託=2,000◇下水道接続ほか工事=70,000
◆中学校耐震整備実施設計委託=38,000
◆下新山コミュニティセンター倉庫設置補助金=1,900
◆公民館施設修繕=1,000
◆市指定文化財整備補助金=1,860