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業界代表の新春挨拶/茨城県塗装工業組合理事長/斎藤敏雄

2004/01/05 日本工業経済新聞(茨城版)

 新年明けましておめでとうございます。皆様には2004年の輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 平素より私ども塗装業界の事業運営等につきましては、格別なるご支援ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

 我が国の経済は、すでに回復基調に入ったと言われて参りましたが依然として混迷の中におり、中小企業を取り巻く環境はますます厳しい状況にありますが、この混乱で不透明な世の中は当分の間続くものと覚悟しなければならないと考えております。

 建設産業は、長期にわたる景気の低迷、建設投資が減少する中で、建設ストック時代という成熟期を迎え、さらには構造不況と相俟って大変厳しい経営環境の中に置かれており、建設産業に対する国民の信頼も揺らいだままとなっております。

 専門工事業者はこの現実を真摯に受けとめ、建設ものづくりの中核的担い手としての誇りと責任を持ち、専門工事業としての豊かで潤いのある国土づくりに努めなければならない時であると考えております。

 私ども塗装業界は、次の時代に発展する「新しい専門工事業」として社会から評価される組織を確立するための研鑽に努め、「技術と経営に優れた企業」を構築して新需要の開発、自主管理機能の向上に資する事業を促進してまいりますとともに、明日の業界を担う若年技術者の育成と技術の向上を図り、安心と信頼のいただける企業として、住みよい街づくりと地域社会に貢献することを目指し、より一層積極的な活動を推進してまいりたいと考えております。

 今後とも、本組合の育成、活用について関係官公庁、関連業界の特段のご指導、ご支援を切にお願い申し上げますと共に、皆様のご健勝とご多幸をご祈念申し上げ新年のご挨拶といたします。



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