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関心は新駅設置/最近の動向など示す/期成同盟会対象に説明会/リニア中央新幹線/JR東海

2009/09/08 山梨建設新聞

リニア中央新幹線に関する説明会が7日県地場産業センター3階大ホールで開催され、JR東海はリニア中央新幹線駅の構造やイメージ、中央新幹線調査の建設費や輸送需要量などを説明した。県内では4地域でリニア新駅の設置を要望。これに対してJR東海の宇野護21世紀対策本部副部長は「リニア駅は1県1駅。設置には立地面など特有の条件がある。正式な決定は全国新幹線鉄道整備法実施計画の認可申請になる。環境アセスメントの実施時には駅の位置と概略ルートを示したい」と述べた。続けて新駅の建設費では「リニア駅は従来型の新幹線よりコストがかかる。(地元負担が一番良いが)色々考えていることがある」とJR側でも一部負担する可能性を示唆した。リニア駅の規模は全体で約1000m。そのうち幅は45m(駅の両端は25m)で本線は約15m。形態は「輸送空間(本線及び副本線)」、「移動空間(ホーム、コンコース、エスカレーター、階段)」、「接客空間(出改札、後方支援施設)」から構成。このうち、輸送空間は2面4線島式ホームが基本となっている。ターミナル駅の場合は、折り返しのためのシーサス型分岐装置、また中間の駅の場合は上下亘り線を駅ごとに設置する。地下の場合は、路線のみであれば本線のみトンネルで通過し、地下駅を設置することになれば大規模な掘削や構造物の構築が不可欠(大容量の高速エレベータ等も必要)。駅設置の条件は(1)直線区間、原則レベル区間(2)駅の数は少なく、駅ごとの間隔は出来るだけ長いことが望ましい-としている。


【写真=230人が参加した説明会】


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