県生活文化課安全なまちづくり推進室は、昨年1年間(平成15年)の県内の交通事故の死者数は、14年に比べて40人減少し291人となり、300人以下となったと発表した。
年間死亡者数が300人以下となったのは、昭和40年に279人を記録して以来38年ぶり。県の第7次交通安全計画(平成13~17年度)で掲げた「17年度までに年間交通死亡事故死者数を300人以下にする」を1年早く達成したことになる。
死亡事故が減少した要因について県では、昨年4月に制定した「茨城県交通安全条例」「茨城県安全なまちづくり条例」「茨城県暴走族等による暴走行為の防止に関する条例」の周知などによって、県民の交通安全意識の高揚を図ったことや、11年度から展開している「シートベルト着用100%県民運動」などで着用率の向上を図ったことなどを挙げている。