高府地区漆原地籍において旧県知事公舎の移築復元を進めている小川村は、これに隣接して郷土資料等を展示する「郷土歴史文化施設」の建設を計画。この設計者選定にあたりプロポーザルを実施していたが、9日開いた審査会で誠設計事務所(長野市)案を特定した。
同施設は公舎移築により予想される観光客と村民との交流の場として考えており、資料展示室のほか多目的スペース、喫茶室、農産物販スペースなどを整備する。施設規模は平屋建て約350㎡、総工費は1億円以内を見込んでいる。
今後、4月までに設計を終え、翌5月に施工者を決定。臨時議会を召集し承認を受けた上で工事に取り掛かり、年内の完成を目指す。オープンは来年度末若しくは17年度初旬となる見通し。
設計委託料及び工事費はともに来年度当初予算に計上する。