22年3月23日の新設合併に向けて取り組んでいる加須市・騎西町・北川辺町・大利根町の4首長らが28日、県庁を訪問し上田知事に廃置分合(合併)申請書を提出した。8月21日に合併協定調印式を執り行い、4市町の9月議会で合併議案を賛成多数によりそれぞれ議決している。
各首長らはそれぞれ、知事に対してお礼や今後の意気込みを語った。大橋加須市長は「新・加須市がいいまちとなるよう、新しいまちづくりを行いたい」、若山騎西町長は「将来『すばらしい合併だった』と思われるようなものにしたい」、倉上北川辺町長は「円満に進んできたことに感謝申し上げたい」、柿沼大利根町長は「住民の一致団結の中で今日の日を迎えられることができました」などとコメント。
知事は「10年、20年先を見据え、調整作業も時間のかかる中で、ここまでたどり着いたことに敬意を表したい。合併後は、各地域の資源を活かして、大きな意味合いを持つふるさとにしていただきたい」と期待を寄せるとともに「県としても、さまざまな側面的支援を思い切ってやっていきたい」と約束した。
今後は、県12月議会での廃置分合議案議決後、知事により廃置分合を決定し、総務大臣へ届け出を行う。合併すると、新市の人口は約11万5000人、面積は133・47㎞2となる。
新市の名称は加須市、事務所の位置は現在の加須市役所。
【写真=上田知事(右)に廃置分合申請書を手渡す4首長】