相模原市はこのほど、これからの市立図書館の整備計画や運営・管理などを盛り込んだ二十二年度を初年度とする図書館基本計画(案)を策定した。計画期間の平成三十一年度までに既存図書館の再整備などにより市民一人あたりの蔵書数を現在の一・九冊から二・五冊に増やす計画だ。
相模原市の図書館は現在、市立図書館(鹿沼台=RC造地下一階地上二階建て、延床面積四、一一一・五平方㍍)をはじめ、相模大野図書館(相模大野=グリーンホール相模大野三階、四階、専用面積二、七八〇平方㍍)、橋本図書館(橋本=ミウィ橋本六階、専用面積二、七八四・四)に、相武台分館(新磯野=RC造平屋建て、延床面積三一五平方㍍)の四か所、それに公民館において市民に図書サービスを行っている。
計画は、築三十五年を経過した市立図書館の再整備を行い、中央図書館機能の確立を目指すのをはじめ、上溝方面図書館(仮称)を中央区内の地域の拠点館として整備。相武台分館は(仮称)南区の地域の拠点館として位置付け、再整備の検討を進める。
市では、こうした事により、計画期間の三十一年度までに蔵書数の一・九冊から二・五冊に引き上げ、貸し出し数を四・八冊から五・三冊に増やす計画だ。同案は、市民意見を踏まえたうえ、確定する。