県砂防課は八月末豪雨災害個所三地区に災害関連急傾斜地崩壊緊急対策事業を申請、このうち渡良瀬川市道トンネル通り(足利市)に急傾斜地崩壊対策事業費二千八百万円が認められた。
災害個所は、足利市助戸大橋町の東山遂道南側坑口付近。豪雨で斜面の土砂が坑口付近に堆積し、周辺の人家にも危険が及ぶことから、市との協議を経て、県が緊急対策事業を申請した。
予定工事は急傾斜地区域延長三四mにわたる法枠工。今後、県足利土木事務所が地質調査、測量、設計を委託、年明けにも一括での工事発注に移る見通し。
申請個所はこのほか、烏山町大字旭(法枠工延長七〇m)、日光市所野(重力式擁壁設置延長五三m)。いずれも急傾斜地で、早期の事業採択を求めている。