県土木部道路建設課は、都市計画道路「一本松・茂田線」(筑西幹線道路)に架ける(仮)小貝川新橋(筑西市上川中子)の詳細設計を㈱エイト日本技術開発(本店・岡山)に委託した。落札額は税抜き2990万円。県では、橋長204m、幅員11mの暫定2車線で計画。来年3月15日をめどに設計をまとめ、次年度以降から下部工に着手する方針だ。
一本松・茂田線の計画ルートをみると、国道50号から国道294号へつなぐため南側に大きく迂回し、五行川と小貝川の合流点付近に(仮)小貝川新橋を架橋。その後、下水処理場の北側を通り、筑西土木事務所の南側を横切って国道294号にタッチする。同路線は市町村の合併支援道路で、筑西市道として整備が進められている。
(仮)小貝川新橋の予備設計は平成14年度に策定。それによると、計画規模はPC3径間連続箱桁の橋長204mで、逆T式橋台が2基、張出式橋脚が2基。幅員11mで、歩道が3・5m、車道が3・25m×2の暫定2車線。
同橋の詳細設計に向けた入札は今月5日に8者(本紙26日付け入札結果欄に掲載)で執行されたが、低入札価格調査のため保留となり、今月24日付けで業者が正式決定した。
県では、今年度で詳細設計をまとめた後、次年度以降に下部工に着手する方針だが、具体的な時期は未定。いずれにせよ、A1、A2、P1、P2は一度に発注することなく、年度ごとに順次進めていくことになりそうだ。
詳細設計を担当する㈱エイト日本技術開発は、㈱エイトコンサルタント(岡山)と日本技術開発㈱(東京)がことし6月に統合して誕生した新会社。
【図=小貝川新橋の位置図と立面図】