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3月6日開通へ、今後、旧橋撤去に着手/坂東大橋

2004/01/23 群馬建設新聞

 県が7年度から架け替え工事を進めてきた坂東大橋が近く完成し、3月6日に待望の開通を迎える。午後3時の供用開始に先立って、午前10時から埼玉県との共催による開通式典が開催、地元住民をはじめ、両県関係者らが出席し、待望の完成を祝う。

 現在の坂東大橋は、利根川で分断されている本県と埼玉県を結ぶ大動脈として、昭和6年に架設。以来、両県の交流や経済振興等に大きな役割を果たしてきた。しかし、老朽化とともに2車線幅員のため交通量の増加や通行車両の大型化等により、近年では交通渋滞が慢性化するなど深刻な交通ネックとなっていた。

 新橋は、両県の経済、文化の発展を目的に整備。工事にあたっては、本県が施工し橋梁部の費用は埼玉県と折半した。総事業費は、取付道路を含めて約230億円が投入され、このうち、橋梁本体が約175億円を占める。橋長は、県施行最長の936mで利根川の雄大な風景の中に映えるランドマークとなるよう、未来へ飛び立つ白鳥をモチーフに設計された。

 新橋開通に伴って、その前後の伊勢崎市と本庄市の約1900m区間が4車線で結ばれ、橋前後の通過時間が最大で?分程度短縮。併せて、3月13日に開業となる新幹線本庄早稲田駅へのアクセスも大幅に向上する。

 新橋開通に伴って、今後は旧橋の撤去に着手する予定で、今年度内に詳細設計を外注し、工事は新年度から2か年で実施する予定。



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