9月に開通した国道113号「ござれや阿賀橋」(松浜橋上流橋事業)により、周辺の交通渋滞が改善し、所要時間も短縮したことが、北陸地方整備局新潟国道事務所のまとめで分かった。
「ござれや阿賀橋」の交通量は、約9千台/12hだが、阿賀野川に架かる他の橋梁の交通分担が改善され、交通負荷が減少したことから、特に「松浜橋」の渋滞が大幅に改善されている。
平日の交通量は、「松浜橋」で約16%減、「泰平橋」で約10%減、「阿賀野川大橋」で約2%減に。休日は「松浜橋」で約20%減、「阿賀のかけはし」で約12%減、「阿賀野川大橋」で約8%減となり、平日・休日ともに周辺橋梁の交通量分散が進んでいる。
また、新潟東港~新潟市街地間の所要時間は、国道7号経由で平日のピーク時(18時台)において最大約9分短縮。平日の8時台も最大約5分の短縮が図られたこともあり、渋滞損失時間も約40%(約36万人時間)削減されているという。
なお、同事務所では、今後、住民生活や企業活動など地域社会に関する整備効果についても調査する意向だ。
【写真=9月に開通した「ござれや阿賀橋」】