新潟県は、北陸新幹線事業費負担金の支払いに関して、鉄道建設・運輸施設整備支援機構との間で、平成21年度事業費負担における今後の支払金額について同意したことを明らかにした。

　県では今後、機構側からの請求書が届き次第、支払の手続きを行う意向だ。

　今回の同意は、双方の信頼関係を深めながら、全国新幹線鉄道整備法の規定による事業費負担を行うもの。機構側が新潟県に通知する平成21年度負担金の額は国の当初予算および第１次補正予算分を合わせて１２１億４３９５万１０００円であるが、既に支払済みの分を除く１０４億４９８９万３０００円を、今後支払う予定。

　また、平成20年度負担金のうち今年度に繰り越していた負担金額のうち、既に支払済みの分を除いた１億３１８２万３８９４円についても、今回、今年度分と同様に支払に応じる方針だ。

　県では、北陸新幹線の停車問題や並行在来線の運営などに関する新潟県の申し入れに対して、国からは、信頼関係を深めながら、諸問題の解決と北陸新幹線の予定どおりの完成・開業に向け、対応したいという回答を得たため、今回の同意に至ったとしている。