国土交通省は8日夜に第4回今後の治水対策のあり方に関する有識者会議(中川博次座長)を開き、森林の保水能力を緑のダムとして治水政策でどう取り扱うかについて議論した。今後、「森林の洪水調節機能を超えて、なお生じる洪水をどう制御するか」などについて更に検討することになった。
今回の会議は、各委員からの発表となった。堤防の専門家の宇野尚雄委員からは、堤防の質的強化についての話があった。堤防の地点ごとに重要度を3~4ランクへ分類する考え方も示された。
森林や土砂災害の専門家の鈴木雅一委員は、森林の変化と洪水への影響などを説明した。