県森林環境部治山林道課は、地域活性化経済対策臨時交付金を活用して、山間避難施設防災対策事業を進めている。期間は平成20年度～25年度までの５カ年で、総事業費は３億３２００万円を見込む。同費で７路線調査、35橋梁詳細設計（耐震のみ）、16橋梁詳細設計を行う計画。これに先立ち、今年度６月補正では、地域活性化経済対策臨時交付金１億円を予算化し、路線調査と詳細設計を中北・峡南・峡東・富士東部の４林務事務所で発注している。また22年度は、当初予算に３５００万円の事業費を要望した。

　平成20年度は、住民の避難路、迂回路となる林道13路線、74橋梁の点検を同年９月にサンポー（甲斐市竜王新町２２７７－15・電話０５５－２３０－６３００）へ委託。早急に補修が必要で国補対象とならない箇所の損傷度をＡ（補修の必要なし）15橋、Ｂ（補修の必要あり）35橋、Ｃ（速やかに補修）24橋－とランク付けした。

　このほか、観音峠大野山線ほか35橋で耐震補強の詳細設計を委託している。

　路線名は次のとおり。

◆中北林務

　・小武川支線＝１号橋、小武川林道８号橋

◆峡東林務

　・鈴庫山線＝竹森沢１号線、滑沢２号線

　・京戸岩崎山線＝１号橋、２号橋

◆峡南林務

　・五開茂倉線＝五開３号橋、五開４橋、深沢橋、研沢橋、日影草里２号橋、日影草里３号橋、向平７号橋、御殿山橋

◆富士東部林務

　・黒野田線＝奥野橋、奥野田２号橋、黒野田４号橋、黒野田６号橋

　・奈良子線＝１号橋、山椒沢橋、二階谷橋

　・金山線＝神沢橋、坂下橋

　・遅能戸線＝奥の沢橋