成田市は、「JR成田駅東口第二種市街地再開発事業」の事業計画案をまとめた。同事業は、10-13年度の4か年で総事業費約100億円を投入し、駅前に再開発ビルや駅前広場、都市計画道路などを整備する。事業区域は成田駅東口の約1.4ha。事業区域をA、Bの2街区に分けて、再開発ビル2棟を整備する。A街区は商業業務系、B街区は商業系の整備を予定。建物規模はA街区がRC造一部S造地下1階地上17階建て延べ約2万7300㎡、B街区がS造地下1階地上6階建て延べ約4960㎡で、総延べ面積は約3万2260㎡。A街区は住宅、店舗、公益施設、駐車場などで構成し、B街区は店舗が入居する予定。
事業費は新年度予算案で10-13年度の4か年継続費100億3047万円を計上した。継続費の年度割は10年度12億2391万円、11年度30億6903万円、12年度53億1224万円、13年度4億2530万円。10年度予算の内訳は、再開発ビルの実施設計、管理処分計画書作成、地質調査、関連施設基礎調査など委託費1億8977万円、用地購入費3億7861万円、補償補填及び賠償金6億5102万円など。
計画案がまとまったことから、今月22日から来月8日までの期間で案の縦覧を市役所市街地整備課で行っている。案の縦覧後、順調なら4月中に事業認可となる見通しで、事業認可後に実施設計や管理処分計画の作成に入るとともに事業協力者を募集する。事業協力者はプロポーザル方式での選定を予定している。今年度はアール・アイ・エー(東京都港区港南2-12-26)に委託し基本設計を進めている。
再開発ビルは、地下1階から3階までが店舗で、3階にホテルロビーを配置し、4-5階を公益施設、事務所とし、6-17階を住宅(約50戸)とホテル(宿泊室200室)とする計画。ビルには自走式の駐車場ビルを併設し、駐車台数230~240台を見込む。公益施設については、福祉関係や総合窓口的な施設の配置を予定し、庁内の検討委員会で具体的な内容を検討している。
以下、計画案の主な内容は次の通り。
【事業の目的】
同地区の市街地再開発事業は、近隣地域と連携し、「歩いて楽しい、見て楽しい、安全で快適なまちづくり」を推進することにより、中心市街地の活性化に寄与することを目的としている。同地区は、国際空港を擁する市の表玄関として、また、成田山新勝寺の門前町として中心的役割を担っているにもかかわらず、老朽建物が立地し、低未利用地が広がるなど、土地の合理的かつ健全な高度利用が図られていない。これらの問題を改善するため、市街地再開発事業により都市機能の向上を重視した施設整備を行う。また、地区内に計画されている駅前広場等の公共施設整備を一体的に行い、中心市街地の質的改善や充実、交通や防災機能の向上、安全で快適な都市環境の創出を図る。
【施行地区の位置】
同地区は、JR成田駅東口に隣接した約1.4haの地区である。地区の北側は都市計画道路JR成田駅前線(3・4・18号)の駅前広場、東側は並木町土屋線、南側は区画道路1号、西側はJR成田駅の鉄道敷地境界がそれぞれ地区の境界線となっている。
【施行地区の区域】
成田市花崎町の一部。
【設計の方針】
同事業の目的である「安全で快適な都市環境の創出」を実現するため、同地区周辺区域における主要な公共施設である駅前広場を拡張整備する。施設建築物については、中心市街地の拠点施設として位置付け、地域の賑わいの創出に寄与し、地域住民の日常生活をサポートする商業業務系施設を整備するほか、公共サービス提供する公益施設を導入する。また、駅前立地の利便性を活かした集合住宅を整備する。全体計画としては、JR成田駅の駅舎に接する地区北側に駅前広場を配置し、南側を施設建築敷地とする。施設建築敷地及び施設建築物は、従後財産の帰属及び管理運営方針を踏まえ、A街区とB街区に分け、2敷地2棟の構成とする。施設建築物A棟の低層部は商業業務系施設を、中層部は公益施設を、上層部は集合住宅とホテルをそれぞれ配置し、敷地の最も南側には自走式駐車場を設ける。B棟については、商業施設を低層部に設け、上層部は業務系施設とする。また、敷地内に歩行者空間や空地を設け、積極的に緑化することにより、周辺の環境に配慮し、ゆとりと潤いのある市街地を形成する。
【施設建築物の概要】
▽A街区=①敷地面積約4310㎡②建築面積約3450㎡③延べ床面積(容積対象)約2万7330㎡(約1万1550㎡)④建ぺい率約80%⑤容積率約500%⑥構造RC造一部S造⑦階数地下1階地上17階⑧高さ約60m⑨主要用途住宅、店舗、公益施設、駐車場。
▽B街区=①敷地面積:約1000㎡②建築面積:約800㎡③延べ床面積(容積対象):約4960㎡(約4960㎡)④建ぺい率:約80%⑤容積率:約500%⑥構造:S造⑦階数:地下1階地上6階⑧高さ:約30m⑨主要用途:店舗。
▽建築設備=給水設備、排水設備、消化設備、電気設備、ガス設備、昇降機設備、冷房設備、暖房設備、換気設備、排煙設備、避雷針設備。
【施設建築物の設計の概要】
▽面積の概要=敷地面積約5310㎡。①A街区4310㎡②B街区1000㎡。
▽設計の概要=壁面の位置の制限(2m以上)を定めることにより、建築敷地内に有効な空地を設け、安全で快適な歩行者空間を確保する。
【公共施設の設計の概要】
▽幹線道路=3・4・18号JR成田駅前線:幅員24m、延長約10m、面積約6800㎡、都市計画道路。
▽区画街路=①並木町土屋線:幅員5.5~7m(12m)、延長約160m、既設市道拡幅(全幅員)②区画道路1号:幅員6m、延長約50m、新設。
【建設する住宅の概要】
▽A街区=①延べ床面積約4190㎡②専有面積約3470㎡③戸数約50戸④1戸当り平均床面積約70㎡(専有面積)。
【事業施行の期間】
事業計画決定の告示日から14年3月31日まで。
【公的資金計画】
▽支出金=①公共施設本工事費70億4500万円②公共施設本工事費5億円③用地費及び補償費19億9100万円④管理処分諸費4億6200万円⑤事務費等3200万円。計100億3000万円。
















