鹿嶋市(内田俊郎市長)の平成22年第1回市議会定例会に提出する当初予算案が明らかになった。主なものでは、継続費として大野まちづくりセンター・大野出張所整備事業に8億2758万4000円、平井小学校大規模改造事業に6億7083万9000円、小学校耐震補強事業に5310万9000円、新規事業としては、大野地区の市道整備事業に3832万4000円、市役所周辺道路整備事業に2100万円、東山区狭あい道路整備事業に1050万円など。
一般会計の総額は、216億7700万円で前年度比3億1900万円の増だが、子ども手当てによる増額のため、実質は208億987万9000円で、5億4812万1000円の減。
このうち普通建設事業費は、大野環境整備特別対策事業(2期工事)の事業減や庁舎耐震工事等の終了により、22億4662万円で前年度比8%の減となった。
主な新規事業を見ると、放課後児童健全育成事業に7355万円を計上しているが、このうち中野西小児童クラブ室整備工事には2340万2400円を配分。規模はW造延べ125・8㎡で、定員30人。プレイルーム、玄関、ホール、倉庫、トイレを配する。国の内示がある6月以降発注し、来年1月の開設を目指す。
地籍調査事業では、中Ⅳ地区一筆調査、鹿島地区調査図作成(0・63平方㎞)、鹿島地区2級基準点設置などに4684万5000円を予算化。 市道整備事業では、22年度から24年度で市役所周辺の交差点改良や市役所入り口の移転を行う。総事業費は約1億2600万円。新年度は2100万円を計上した。そのほか、東山区狭あい道路整備事業を22年度から26年度に実施する。総事業費約1億5000万円のうち、1050万円を盛り込んだ。
その他の市道整備事業では、大野区域の地区計画指定をした3駅(鹿島大野駅、はまなす公園前駅、荒野台駅)周辺に道路、公園、駅前広場などを22年度から25年度にかけて計画的に整備していく。今年度は荒野台駅とはまなす公園前駅周辺地区の設計、調査、測量を実施する。3832万4000円を設定。
地域省エネ事業には2833万9000円を計上し、市町村グリーンニューディール補助事業として、鹿島斎苑で太陽光パネルを設置し、また照明をLED化する。
また、学校図書館の新設を1校で計画しており、
図書室をリフォームして読書環境の充実を図る。
そのほか継続事業では、
大野まちづくりセンター・大野出張所整備事業で整備工事(21年度から22年度)、旧施設解体工事などに8億2758万4000円を計上。
21年度から施工している平井小学校大規模改造事業には、6億7083万円を計上している。
小学校耐震補強事業では大同西小、三笠小、中野西小、大同東小の設計委託に5310万9000円。工事は23年度から。
中学校耐震補強事業では23年度工事予定の高松中の設計委託に2047万5000円を盛り込んだ。
道の駅建設計画策定事業では測量調査委託に627万8000円を予算化したが、場所は決まっておらず、基本設計は21年度からの繰り越し事業で、4月の市長選のあと1、2カ月でまとめる予定。その後測量調査に入り、23年度から用地買収に取り掛かっていく。
一方、特別会計では墓地特別会計が規格墓所整備工事費の増により、前年度比195・4%増で7651万2000円となった。