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長野県大町建設事務所

管内都市計画マスターP素案

2004/02/04 長野建設新聞

 県大町建設事務所は、都市計画法の改正に伴い義務付けられた「都市計画区域マスタープラン」の策定に向け、その素案となる大町(大町市)、池田(池田町、松川村)、白馬(白馬村)の都市計画区域の整備、開発及び保全の方針をまとめた。都市施設などの整備目標は22年。

 都市施設整備に関する方針について順に見てみると、大町では、幹線道路となる国道147、148号の道路情報提供システムや消融雪施設、歩道設置、道路案内板整備などを推進するとし、主要地方道や一般県道では、拡幅改良、歩道整備、橋梁整備、電線類地中化などの項目が列挙されている。今後10年以内を目処に整備予定の都市計画道路は、中央通り線、あづみの公園大町線、曽山観音橋線、三日町犬の窪線が目標路線。また、河川改修では、高瀬川(河川敷のオープンスペース有効利用)と農具川(親水機能強化等)が対象河川となっている。

 池田都市計画においては、主要幹線道路の国道147号や有明大町線等、幹線道路の上生坂信濃松川T線、矢地赤芝線等の既設道路での幅員拡大や歩道整備などを推進する方針。また、池田地域の公共下水道は22年度、松川地域は全域整備目標を25年度に据え、整備推進を図る考えだ。

 白馬における主要幹線道路は国道147、148号のほか、駅からの観光客流入口と位置付ける白馬岳線について、散策路やサイクリング道路として活用を図る考え。さらに、幹線道路として、神城駅周辺から白馬五竜、HAKUBA47のスキー場を経由して、ジャンプ台付近への接続を見込んでいる(仮称)白馬山麓線の構想が示されている。主要幹線道路を補完し、交通拠点と観光拠点等を結ぶ役割を担う。



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