職業能力開発施設の再編を進める県産業人材課は、都留高等技術専門校(都留市小形山1)を廃校し新たに県立産業技術短期大学の都留キャンパス(仮称)を建設する。峡南高等技術専門校(増穂町青柳町3492)も学科の改編を行うことや施設が未耐震であることから建て替える。両校ともに25年4月1日から新体制での始業を予定しており、24年度末までに新校舎を完成させる方針だ。
県立産業短大都留キャンパスの建設地は、県立谷村工業高校(都留市上谷5-7-1)隣接地約6000㎡の敷地。
新年度から建設地の土地鑑定評価を行い同年度内に基本設計に着手。現在県議会で審議中の当初予算に土地鑑定にかかる費用300万円を要望している。
予算が承認されれば新年度早々にも土地鑑定を発注。基本設計費は土地鑑定が完了次第、補正予算に要望する。早ければ23年度内に実施設計を完了し着工、24年度末完成を目指す。
新設する都留キャンパスには2学科創設する。定員は2学年合わせ60人。施設の規模などは基本設計とともに新年度内に固める。廃校となる都留高等技術専門校は未耐震のため解体する方向で検討していく。
峡南高等技術専門校については、新年度から新校舎建設の計画を立て、それに沿って進めていくとしているが、新校舎での始業日が産業短大都留キャンパスと同じため、同様のスケジュールで進めていくもよう。ただ、峡南高等技術専門校の一部の学科を都留キャンパスに移すことを計画しているため、先に都留キャンパスを完成させると見られる。