一般国道17号の上武道路整備で7工区内の整備を促進している国土交通省関東地方整備局高崎河川国道事務所は、工区内の富田改良その7工事及び江木改良その2工事を工事希望型指名競争入札により発注する方針で近く、それぞれを公告する見通しだ。
上武道路は、東京から前橋間の大規模バイパスの一環として、現国道17号の渋滞解消と地域の活性化を図るために計画された埼玉県熊谷市西別府から前橋市田口町までの延長40・5km。これまでに、起点部から国道50号までの延長27・4km(第1~6工区)については、昭和45年に事業着手し、平成4年2月までに暫定2車線で供用開始している。国道354号などの尾島・境立体(第3工区)も平成12年3月に暫定2車線で開通、また、伊勢崎インターチェンジ前後区間5200m(第5工区)も同年に4車線で供用し、その先の主要地方道伊勢崎大胡線の交差部から1600m間についても15年3月18日に4車線化で供用を開始した。残る国道50号から終点までの延長13・1kmは7・8工区として整備する。7工区は国道50号(前橋市今井町)から同市荻窪町間の延長4・9kmで、平成元年度から事業着手、平成3年度より用地買収している。
今回発注される2件の工事は、富田町及び江木町地内の一般土木工事となっており、工期はそれぞれ8か月間を見込んでいる。