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リムジンバスの利用者増/新潟空港アクセス改善/検討委で説明

2010/03/24 新潟建設新聞

 18日に開かれた今年度3回目となる県の「新潟空港アクセス改善検討委員会」(中出文平委員長)=一部既報=では、短期的取組みとして実施している新潟駅南口発着リムジンバスの利用状況と、先月実施したバスの利用動態調査の結果が報告された。

 今回明らかになった空港リムジンバス導入の効果を見ると、空港利用者に占める同バス利用者の割合は前回(19年7月)の調査から2・5ポイント上昇(18・7%)、今年度の利用者数見込みは、事業者が想定した年間計画輸送人員を上回っていることが分かった。また、運行頻度に関する満足度も向上している。

 車両に関しては、前回の調査から「満足・やや満足」が15・9ポイント増加し、「不満・やや不満」は4・3ポイント減少になった。

 現時点の評価としては、空港リムジンバスの導入により、利用者からの評価が高まっていることから「短期的取組みとしての早期のアクセス改善に一定の効果があったといえる」と報告した。

 今回、委員からは今冬の大雪の際に、空港が閉鎖されていることが(新潟駅で)分からなかった人が多かったとし「いち早くインフォメーションを出せる仕組みが必要」との意見が出た。また、新潟駅にサインや案内板が少なすぎるという指摘も挙がった。

 中出委員長は、これまでの取組み効果を評価しながら「改善点については今後も努力し、より良いものにしていく必要がある」と述べ、行政や交通関係者に対し、さらなる改善策を求めた。


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