県交通政策課は、市町村が事業主体となって実施する駅施設や駅周辺整備に対する県単独補助事業「鉄道ステーション整備」の新年度補助対象を明らかにした。
同事業は、鉄道利用の促進と地域活性化等を目的に、国庫補助対象外の整備に対して県が助成するもの。
16年度の補助対象は、JR上越線渋川駅、JR信越線磯部駅、東武鉄道桐生線の薮塚駅-の3か所。このうち、渋川駅は16年度からの新規事業。
県では、補助金(負担額)として、当初予算案に5713万7000円を計上している。
渋川駅は、渋川市が駅前に開業したホテル「エクセルイン渋川」付近に駅前広場を、磯部駅は安中市が駅舎南側へ駅前広場と自由通路を、薮塚駅は薮塚本町が駅舎を挟んだ東西へ駅前広場を計画している。
このうち、薮塚駅は駅舎を挟んだ東・西、両側へ駅前広場を計画、まずは西側から先行し、将来的には東西を結ぶ自由通路や駅舎の橋上化なども構想されている。
新年度は、3駅ともに駅前広場整備に向けた用地買収を行うとともに、薮塚駅については、駅前広場の基本及び実施設計を行う予定。
駅別の<1>16年度事業費<2>16年度県補助額は次の通り(単位千円)。
▽渋川駅=<1>68、844<2>8、622
▽磯部駅=<1>41、000<2>5、400
▽薮塚本町=<1>3億21、731<2>43、115